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(4)HEEREMACグループ全体としての業務内容
a)海洋構造物の設置等
石油およびガス関連産出設備として、ジャケット、モジュール(上部構造物)、原油生産設備等の設置工事を行っている。
ジャケットの設置についはランチングバージによる遊水方式と、近年の大水深に設置するジャッケトの大型化により、ランチングバージによる進水時におけるジャケットの補強による重量増加で、製造コストアップとなり、12,000t吊りオフショアクレーンによる吊り上げ設置を行っている。
最近では、インランドにおける橋梁架設にオフショアクレーンを使用している。
ロッテルダム港口に建設中の大規模閘高潮堤工事およびトンネンル建設等の土木工事も行っている。
海底パイプラインの敷設工事をおこなっている。
従来からのS-LAY方式に加えて、大水深においては、オフショアクレーン「BALDR」に装着したパイプ敷設システムとして、J-LAY方式を開発して行っている。水深の深いところに設置するジャケットの据付け工法としてTLP方式により設置している。96年には、約900mの海底に設置を行っている。98年には、水深1200mところに設置する計画をしている。

 

b)重量物海上輸送
自航半潜水式バージによる海洋構造物の外洋輸送を行っている。最近では、港湾荷設備としてのコンテナクレーン、トランスファークレーン等とも日本の製造所から、世界の主要港までの輸送を自航半潜水式バージで輸送している。

 

c)石油およびガス関連事業
ロシアでの石油およびガス生産の利権を取得し、ロシアの会社との合弁会社を設立して、石油およびガス生産関連の活動を行っている。

 

(5)HEEREMAC社所有の主な作業船
a)オフショアクレーン船

 

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